超説短編かぐや姫:地球編❺(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)八月二十八日 木曜日)5

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  昨日はすみませんでした。私の操作ミスで、最後の保存がうまくいっていませんでした。この記事は累計ブログ数にはカウントしません。昨日の書きかけをまた書いてさらに、昨日書いたものを加えますね。

(今日の原文です。現代語訳は後ろに載せています。)男(をのこ)、あてなるも、賤(いや)しきも、いかでこのかぐや姫を得てしかな、見てしかなと、音(おと)に聞きめでて惑(まと)ふ。そのあたりの垣(かき)にも家の門(と)にも、をる人だにたはやすく見るまじきものを、夜(よる)は安(やす)きいも寝ず、闇(やみ)の夜(よ)にいでても、穴をくじり、垣間見(かいまみ)、惑(まと)ひあえり。さる時よりなむ、「よばひ」とはいひける。
伎「宴会もいいけれど、おじいさん、お金持ちになったら変わっちゃったなあ。最初は地球の生活は楽だなあっと思ったけど・・・。月のあの厳しい修行に比べたら、ほうとうに楽。でも、なんの目的もなしに、こんなことばかりやっていたら、私は堕落するわ。これが天帝がおっしゃっていた「伎天、『楽』と『楽しい』は違うぞ」ということなのね。「伎天、楽というのはなあ、目的も何もない行動なのだ。ただの欲なのだ。楽しいはなあ、苦しさをうんと乗り越えて成長して、ああ、こういう世界があるんだと気づくことなんだ。それが楽しいなんだ」。地球に来てよくわかるは。私がキラ切光る地球にあこれていて天帝から罰せられたのは。ほんとうにこれは罪でしかないのね。それにおじいさんは、私に結婚させようとしている。男たちも私に求婚している。こんなに乱れた社会で生きていくことは・・・。これがいけないわ。なんとかしないと。うまく利用しないと。なぜ、私が天帝に黙って天を出た時に何も言わなかったのがわかったわ。地球で修行をしてこいということね。それも、天と地のあり方「しらす」を。わかったわ。もう破廉恥騒ぎは終わり。私は元の修行に戻る」

(現代語訳)

世の中の宮仕えの男たちは、身分の高いものも、低いものも、どうにかして、かぐや姫を手に入れ、見てみたいものだと願って、その美貌の評判を聞き、恋い慕い心を乱していた。かぐや姫の家の近くの垣根近くに住む人でも、また、家のすぐ外に住む人でさえも簡単には見ることができないものを、男たちは夜は安眠もせず、闇夜に出かけていって、土塀などに姫を見るための穴を、くじりあけ、垣根越しにのぞき見をし、心を乱し合っていた。こうしたことがあったとき以来(妻呼ばい[求婚]することを。)「夜這い」と言うようになったそうだ。

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このページは、宝徳 健が2025年8月28日 04:44に書いたブログ記事です。

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