平成十七年(2005年)九月二十日に開始したブログの累計記事が、現在10,320通目です(後で数えなくていいように)。
TVドラマ「ちやはふる」は面白いですね。この漫画の原作者は大したものです。私たちの子供の頃にこの漫画があったらみんな百人一首をもっと勉強したでしょう。
ドラマの當真あみさんという女優さんは今まで知りませんでしたが味を出しています。
今週水曜日の和歌です。
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき
作者は、猿太夫です。古今集に載っている歌です。この和歌と最初に出逢った時に、和歌よりも作者の名前が変だなあと思いました。
人里離れた奥山で、散り敷かれた紅葉を踏み分けながら、雌鹿が恋しいと鳴いている雄鹿の声を聞く時、いよいよ悲しいものだと感じられる。まあ、訳してしまうと和歌の価値がなくなりますね。次からは書きません。
雄の鹿は秋になるとメスの鹿を思って鳴くそうです。それを恋の歌になぞらえるなど、そういう当時の情緒がすごいですね。今の私には詠めません。和歌をずっと詠んでいるとこういう情緒が身につくのだろうか?
昔の人は、今の私たちよりも心が豊かだったのですね。
ああ欲しい 昔の人の この情緒 和歌を詠むとき 心豊かに
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