永遠企業(旧千年企業)㊶:一文字屋和輔3(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)九月八日 月曜日)3

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 さあ、一文字屋和輔を書き終えたらもう一度最初から永年企業(旧 千年企業)の書き直しです。でも、一和はやはり面白いですね。

 永遠企業との特徴です。

❶真剣に自分たちは、たった千年ではなく永遠に続くということ信じ抜いている

❷核となる「家」がある(上場していない、主語を他人にしない)

❸核となる「家」または「地域」が常に永遠に関してのリーダーシップを保持している

❹他者の支配を受けていない(行政・金融機関を含む)

❺不易流行が恐ろしく実践されている(流行を安易に行わず不易と一つの道を創る)

❻皇室の在り方が背骨にある

外部要因の危機を何度も乗り越えている

❽内部要因の破綻を一度は味わっている


(EPV8:Eternal Principle Value8:8つの不朽の原則価値と呼びます。千年を不朽に変えました。こちらの方がしっくりします。)


 つまり、永遠企業とは世界で唯一神話の世界から歴史が連続した人間社会の奇跡の国 我國日本のあり方なんです。皇室のあり方なんです。陛下の生き様なんです。


  ❶〜❸が、永年企業の絶対条件です。それも、❶が絶対条件❶〜❸のなかでも、さらに大切なことです。これがなければ、永遠企業は絶対にできません。なぜ千年企業を永遠企業に変えたか。千年企業は、千年なんか通過点に過ぎないんです。これからもずっと自分の会社は続くと思っているのです。ということでさえ、当人たちは気づいていないのかもしれません。

 もし永遠企業が、「やっと千年だね」と思った瞬間に、歴史は終わるでしょう。

続くか続かないかさえ彼らのとってはどうでもいいことなのです

 それが当たり前なのですから。永遠企業を研究しながらそう思わざるを得なくなりました。

 さて、一文字屋和輔(一和)の続きからです。

単一商品が千年も続く理由:内部要因の深層分析

 一文字屋和輔の最も特異な点は、千年にわたり「あぶり餅」という単一商品だけで商いを続けていることです。これは単なる経営戦略ではなく、その根底にある強固な内部要因と哲学の表れです。


商品への絶対的こだわり:「本日限り」の哲学

 一文字屋和輔が提供するのはあぶり餅のみであり、その賞味期限は「本日限り」です。保存料や添加物は一切使用しないというこの徹底した哲学は、単なる品質管理にとどまりません。その根源は、あぶり餅が神様からのお下がりであるという信仰に基づいています。神前に供えられたものが余分なものを含むはずがなく、最も純粋な状態で人々に届けられるべき、という思想がそこにはあります。  


 現代において、地方発送やインターネット販売の需要が高まる中、女将はこれらの誘いを一貫して断っています。その理由は、あぶり餅は今宮神社を訪れて神様の加護を受け、その「お下がり」をいただくという一連の体験にこそ価値があると考えているからでです。

 日持ちする商品にすれば販路は拡大できるが、その代わりに失われるであろう「本物」の精神と、店を存在させている根源的な理由を深く理解していることがうかがえます。この「本日限り」の哲学は、商業的合理性とは一線を画す、揺るぎない信念の表明です。

代々受け継がれる「おもてなし」の真髄

 一文字屋和輔の内部的強さは、代々受け継がれる「おもてなし」の精神にも見られます。25代目の女将は、そのおもてなしを「利害関係なし」の「ほんまもん」だと表現しています。客をもてなすという行為が、見返りを求める商売の手段ではなく、今宮神社への参拝者や地元の人々への純粋な奉仕であるという考え方です。  


 また、女将が語る「人の上に立つということは、背中を見せるということ」というリーダーシップ哲学も、継承の核を成しています。先代たちも、誰よりも早く店に出て、誰よりも遅くまで店に残ることで、その姿勢を家族や従業員に示してきました。このような強固な家族経営と、模範を示すことによるリーダーシップは、店の文化と技術を次世代へと確実に伝え、揺るぎない内部統制を築き上げてきたのです。  

口伝で継承される秘伝の味と技術

 あぶり餅の製法は、代々口伝によって受け継がれています。特に、白味噌のタレの配合は、女将のみが知る秘伝であり、その正確な割合は公表されていません。この口伝による継承は、単に味を忠実に守るだけでなく、店を支える技術と知識を血族内に留め、外部への流出を防ぐ役割も果たしています。これにより、一文字屋和輔のあぶり餅は、他の追随を許さない「本物」としての価値を保持し続けています。  


 一方で、伝統に固執するだけでなく、時代に合わせた変化も取り入れている。昔は臼と杵で餅をついていたが、現在は蒸し器と餅つき機を導入している。これは、伝統の核心である「味と精神」を守るために、身体的負担の大きい作業を機械化するという、極めて現実的かつ合理的な判断です。この柔軟な適応力が、千年の歴史を途切れさせない秘訣の一つであると言えます。  

 やっぱり、私はこの店が好きです。恋しています。愛しています。

リーダーは 最初でラストで 語らずに 背中を魅せて 姿を魅せる

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このページは、宝徳 健が2025年9月 8日 01:30に書いたブログ記事です。

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