永遠企業(旧千年企業)㊶:一文字屋和輔3最終回(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)九月十日 水曜日)3

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お天道様、今日も苦しみを楽しみに変えながら十三ヶ条を達成します

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108歳の誕生まであと 14,966日:絶対にこの日まで命を閉じない!

 

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  今回で、一度、永年企業を締めますね。今回は今まで41回分のレビューをします。まず、永遠企業との特徴です。

❶真剣に自分たちは、たった千年ではなく永遠に続くということ信じ抜いている

❷核となる「家」がある(上場していない、主語を他人にしない)

❸核となる「家」または「地域」が常に永遠に関してのリーダーシップを保持している

❹他者の支配を受けていない(行政・金融機関を含む)

❺不易流行が恐ろしく実践されている(流行を安易に行わず不易と一つの道を創る)

❻皇室の在り方が背骨にある

外部要因の危機を何度も乗り越えている

❽内部要因の破綻を一度は味わっている


(EPV8:Eternal Principle Value8:8つの不朽の原則価値と呼びます。千年を不朽に変えました。こちらの方がしっくりします。)


 つまり、永遠企業とは世界で唯一神話の世界から歴史が連続した人間社会の奇跡の国 我國日本のあり方なんです。皇室のあり方なんです。陛下の生き様なんです。


  ❶〜❸が、永年企業の絶対条件です。それも、❶が絶対条件❶〜❸のなかでも、さらに大切なことです。これがなければ、永遠企業は絶対にできません。なぜ千年企業を永遠企業に変えたか。千年企業は、千年なんか通過点に過ぎないんです。これからもずっと自分の会社は続くと思っているのです。ということでさえ、当人たちは気づいていないのかもしれません。

 もし永遠企業が、「やっと千年だね」と思った瞬間に、歴史は終わるでしょう。

続くか続かないかさえ彼らのとってはどうでもいいことなのです

 それが当たり前なのですから。永遠企業を研究しながらそう思わざるを得なくなりました。
  次に、このEPV8から外れる企業は、残念ながら永年企業から脱落する可能性が高くなっていました。

 ああ、そして、締めに登場したのが一文字屋和輔です。一和を以て第一弾の永年企業の締めとします。

結論:京都の老舗に息づく「本物」の存在証明

 一文字屋和輔の千年の歴史は、単なる商業的な成功物語ではありません。それは、一つの家が神と地域に奉仕するという使命を愚直に守り抜いた、文化と精神の継承の物語です。


 単一商品にこだわり、利潤追求を第一としないその経営は、現代のビジネスモデルとは全く異なります


 この特異なあり方は、あぶり餅が神様からのお下がりであり、厄除けの縁起物であるという、創業以来変わらない根源的な思想に支えられています。


 応仁の乱を経験した老舗に「本物」の証明が求められるのは、この戦が京都の街を焼き尽くし、社会の価値観を大きく変えた、一つの時代の終わりを象徴する出来事だからです。一文字屋和輔は、この未曽有の混乱期にも、人々に餅をふるまい、店を閉じることなく営業を続けました。これは、単に商売を継続したという事実以上の意味を持ちます。


 それは、京都という街の文化や信仰、そして人々の生活様式が、いかなる時代の嵐が来ようとも、変わることなく存在し続けることを体現しているかのようである。


 一文字屋和助の物語は、現代社会に重要な問いを投げかけています。効率、拡大、利益が至上とされる現代において、真の価値とは何か。それは、千年の時を超えて、変わらない味と変わらない精神を守り抜くこと、そこまでこだわるからこそ、不易流行の流行が不易と流れを一つにできるのです。


 その不易流行のあり方に加えて城崎温泉の地域ぐるみの千年は、我が国日本の今後の生きる姿である「利権を廃止楽市楽座を創造し、若者たちが生き生きと働ける社会を創る」という日本の理想を示唆していました。


 さらに、「 EPV8から外れる企業は、残念ながら永年企業から脱落する可能性が高くなる」ということも。


 私にもう少し時間を下さい。まだひっそりと存在する我が国の永遠企業を発掘し、そして、研究して皆さんにまたお会いします。感謝合掌!

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このページは、宝徳 健が2025年9月10日 01:02に書いたブログ記事です。

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