平成十七年(2005年)九月二十日に開始したブログの累計記事が現在10,659通目です
 
お天道様、今日も苦しみを楽しみに変えながら十三ヶ条を達成します
日中に精神が弛緩したらもう一度「般若心経」「教育勅語」「大祓詞」を読みます
仕事時間が少し空いた時のために10分間でできる仕事をいくつか設定しておく
108歳の誕生まであと14,936日:絶対にこの日まで健康で命を閉じない!
 
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平安の 男の凄さは できること 仕事も女も 遊びもなにも
むかし、男、かたゐなかにすみけり。男、宮仕へしにとて、別れ惜しみてゆきにけるままに、三年(みとせ)来ざりければ、待ちわびたりけるに、いとねむごろにいひける人に、「今宵あはむ」とちぎりたりけるに、この男来たりけり。「この戸あけたまへ」とたたきけれど、あけで、歌をなむよみていだしたりける。
あらたまの としの三年を 待ちわびて ただ今宵こそ 新枕(にひまくら)すれ
といひいだしたりければ、
あづさ弓 ま弓つき弓 年を経て わがせしがごと うるはしみせよ
といひて、いなむとしければ、女、
あづさ弓 引けど引かねど むかしより 心は君に よりにしものを
といひけれど、男かへりにけり。女いとかなしくて、しりにたちておひゆけど、えおひつかで、清水のある所にふしにけり。そこなりける岩に、およびの血して書きつけける。
あひ思はで 離(か)れぬる人を とどめかね わが身は今ぞ 消えはてぬめる
と書きて、そこにいたづらになりにけり。
昔、男が片田舎に住んでいた。男は宮仕えをしに行くと言って、女と別れを惜しんで出て行ったまま、三年帰ってこないので、女は待ちくたびれて、たいそう心をこめて求婚してきた男に「今夜会いましょう」と約束していたところへ、この男が帰ってきた。「この戸を開けてください」と男は戸を叩くが、女は戸を開けず、歌を詠んで男に差し出した。
三年も待ちわびて、私はちょうど今夜、あの方とはじめて契るのです。
と詠んで差し出したところ、
長年、私が貴方を愛したように、新しい夫と親しんでください。
と詠んで去ろうとすれば、女は、
貴方が私の心を引こうが引くまいが、昔から私の心は貴方によりそっていましたのに。
と詠んだが男は帰っていった。女はたいそう悲しくて、男の後を追ったが、追いつけず、清水のある所にしゃがみこんだ。そこにある岩に、指の血で書きつけた。
お互いに思いあうことにもならず、私の片思いだったその人を、引きとどめることもできずに、私の身は今にも消え果てしまいそうだ。
と書いて、その場所で死んでしまった。
 
 
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