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お天道様、今日も苦しみを楽しみに変えながら十三ヶ条を達成します
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108歳の誕生まであと14,945日:絶対にこの日まで健康で命を閉じない!
 
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むかし、陸奥(みち)の国にて、なでふことなき人の妻(め)に通ひけるに、あやしう、さやうにてあるべき女ともあらず見えければ、
しのぶ山 しのびてかよふ 道もがな 人の心の おくも見るべく
女、かぎりなくめでたしと思へど、さるさがなきえびす心を見ては、いかがはせんは。
でも、相手は人妻。業平は歌を詠みます。歌の中に「信夫山」があります。この言葉は掛け言葉です。「信夫山」は福島県です。ということはここまで業平は上ってきて、この人妻と逢瀬を重ねています。「信夫山」に人目を「しのぶ」を掛けています。妻ゆえに人目をしのんで会わないといけないという意味をこめます。
歌を受け取った女は「そんな、私なんて、あまりにも田舎者で、ガッカリさせちゃうんじゃないかしら」と恥じて、歌も返さなかったという話です。
後拾遺和歌集にも
逢坂山 逢坂しては いにしへも 人の心ぞ 鏡みるらむ
という歌があります。どちらも恋する相手の心の内に触れたいという切ない気持ちを、特定の場所を介して詠んでいます。
 昔、奥州でなんということの無い平凡な夫の妻となっている女のもとに、男が通っていた。男は不思議に思った。この女はそんな平凡な夫の妻でいるような女でもないのにと。
しのぶ山という地名のように、あなたの心の奥へ通じる道を忍んで行きたいものだ。あなたの心の奥を知るために。
女はたいそう嬉しいと思ったが、でもこんな田舎者の心の奥なんて見たってがっかりするだけだわとも思うのだった。
 
 
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