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苦しんで 不安あふれる その時代 それを楽しむ 古代の人々
暦注は 今日は吉日 楽しもう 気をつけながら 己に自信を
古代には、(もちろん)電話やテレビはありません。交通機関もネットも新聞も、ましてやスマフォも。そんな中で古代の人が得ていた情報源は、「天体(天)」「自然(地)」「人」「天地人』しかなかったのです。情報がないと言う不安は、すまじいものがあります。現代でも、震災等があり街が壊滅すると一番必要なのは、情報、次にエネルギーです。食物など支援物資は、情報がなければ受け取ることができません。
古代の人々の素晴らしさは、そんな不安で不安で仕方がない状況を、天体を読んだり、自然の法則という世界の生業を身につけたりしました。そして、その法則を明らかにして暦注としてまとめました。
なんたる想像力・なんたる創造力。現代人が科学技術の発展とともに失ってしまったものです。「みる」という言葉にはいくつかあります。現代人は古代人に比べてほぼ「見る」だけです。古代人は状況によって変えます。
「観る」:観光の観です。「どうかする」という意味です。あるミルクメーカーの社長が画家にお母さんが赤ちゃんにミルコを飲ませている絵を描いてくれ」、と頼みました。画家が描いて持っていくと、社長は「この絵は嘘だ。描き直してくれ」と言いました。画家はびっくりします。公園でミルクを赤ちゃんに飲ませている姿をずっと観察しました。あるとき、画家は声を上げます。「あっ!」気づいたのです。赤ちゃんにミルクを飲ませているお母さんは、「あーん」と口をあげて赤ちゃんとどうかしているのです。これが「観る」です。
「視る」:古代の人々は、この先どうなるのだろうと不安に思うこともたくさんあったでしょう。土木工事もない、農業生産は不安定、いつ隣の国が攻めてくるかわかない。ちなみに「天高く馬肥ゆる秋」というのは、秋になったら作物がいっぱい採れる時期という意味ではありません。騎馬民族が農耕民族のところを襲って作物を奪う時期なのです。だから馬も肥えます。閑話休題。先を見通すことはとても重要なことでした。「天地人」からそれを「視て」予測したのです。先を見通す意味です。
「診る」:自分や他人を診断するということですが、欧米支那ロシアのような野蛮人には、正確に「人を診ないと」すぐに騙されます。そして、自分を正確に診ないと生きていくことができませんでした。
「看る」:これが一番困難です。日本人にしか十分できないでしょう。
さて、今日の暦注は、
旧暦:閏六月二十八日
六曜(ろくよう):先負(せんぷ)。「先んずれば負ける」。剣の後の先みたいですね。午前中は凶、午後は吉です。万事控えめにする日です。
日干支:壬戌(みずのえいぬ)。穏やかでゆっくりできる日
二十八宿(昨日解説しましたね):角宿(かくしゅく)。明るくエネルギッシュで楽しい日です。
十二直(じゅうにちょく):全てが満ち足りる大吉の日です。
暦注下段:神吉日(かみよしにち)、母倉日(ぼそうにち)、月徳日(つくとくにち)。今日はすごい吉日です。
選日(せんにち):八専の間日(まび)。土いじりにや草むしりや井戸掘りには良い日です。特に凶とされない日です。
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