千玄室先生1(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)八月十六日 土曜日 己巳の日)5

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  千玄室先生が八月十四日にお亡くなりになりました。茶道裏千家前家元15代汎叟宗室。斎号は鵬雲斎。若宗匠時代は宗興。現在は大宗匠。享年102歳です。先生に心から哀悼の意を表します。大好きだったなあ。悲しくてたまりません。お会いしたことがないのですが、著書やメディアの記事を見てもお人となりがわかります。共産主義左翼リベラルメディアはこういうのを報道しません。

  お亡くなりになった先生のことはもちろんあるのですが、先生の後を私たちは引き継げるか。これが一番問題です。でないと、我が国の国力はどんどん落ちます。ただの流行の令和の時代「だけが」何千年お続いた日本が守れるとは到底思えません。同じく書いている「千年企業」の記事を見ていただくとわかると思います。

  千玄室先生は、特攻要員でした。私の親父より少し上ですが同年代です。この頃の方は強いですね。敗戦後ろくなものを食されていないのにほとんどがこういうご高齢になられてから命を閉じられています。敬服します。まず、うちの親父もそうですが、死生観が違う。死ぬためにどう生きるかを、敗戦後もずっと考えています。英霊たちに恥じない人生を送るというのが生きる目的になっているように。うちの親父はそれを苦しい人生やビジネスで活かしました。でも、人間です。二十歳で終戦を迎えた親父は、腹が減って腹が減ってしかたがありません。餡まんじゅう(アンドーナツ:😆)を食っている人間を追い回したそうです。それを息子私だけに伝える親父が大好きでした。軍の悪口を言ったことは一度もありません。

「死ぬのは怖いだろうなあといつも思った。だけどなあ、健、俺が死ねば愛する国家と愛する家族が助かると思って腹に日の丸を抱いて死ぬ覚悟をしたんだ」と幾度となく私だけに聞かせれくれました。

「いいか。父さんは今、稼がなければならない。父さんが家にいないときは、健、お前がおばあちゃんとお母さんとお姉ちゃんと守るんだぞ(まだ妹は生まれてなかった)。それが男だ」!と最初に言われたのはおそらく私が3歳のことでした。ものすごく嬉しかった。実際はビービー泣いている弱虫でしたが🤣。

 千玄室先生は・・・。
 「なぜ戦争が起きたのか」を深くお考えになりました。異なる文化や思想をもつ人々が違いを理解し、心を通わせることができれば憎しみや争いが生まれないのではないかという結論に至ったそうです。それを茶道の精神「一椀からピーフスルネス」に置き換えます。だから先生の文章をよむと、いつも、俺はレベルが低いなあ、っと感じます。

 そして先生は言います。


  忘れてはならない言葉です。「私は特攻隊員として、何度も死に直面しました。しかし、生かされたこのこの命は、茶道を通して世界に平和を伝え伝えるたえにあるのだと、そう信じて生きることにしました」

  なんたる崇高な、なんたる目的を人生に。私はまだまだ命を閉じることができませんね。もし閉じたら、今までお逢いした素晴らしい方々に失礼です。

ああまたか 一人亡くなる 我が国を 支えてくれた 素晴らしき方

遺せるか 俺たちみんな 遺せるか この人たちが 遺した世界

途切れれば その習慣に 滅亡す 豊葦原の 瑞穂の國が

先生に合掌
先生に感謝

人に学び 生き方学び 生き方を 創る人生は 未だ至らぬ

敷島の 大和心を 人問はば 玄室先生 忘るるべからず

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このページは、宝徳 健が2025年8月16日 09:34に書いたブログ記事です。

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