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茶道とは ただお茶を飲む ことではなく 文化の違い はるかに凌駕す
今日は、玄室先生がやられた「茶道外交」のことをお話しします。玄室先生が「茶道外交」をやられたのは、家元をついで間のなくのことでした。玄室先生は、単に文化を紹介するだけではなく、真の心の交流を志向されました。
先生と私は、三十六年歳が離れています。私たちの中学のころの英語の教科書は日本自虐的な内容ばかりでした。例えば、日本人はタコを食う(彼らは当時、タコのことをデビスフィッシュと言っていた)、とか、寿司がうまいというが生の魚を乗せただけじゃないか(rice on the raw fish。それに彼らは同時ななざかなを食う風習はなかった。人殺しをしたり合歓をしたいする風習はありましたが。さすが味目盲のアングロサクソンです)。信じられないぐらいアメリカ正義日本ダメの社会でした。私はそれを読んで悲しくなりました。なぜ、こんなに好きな日本がこんなことを言われなくてはならないかと。
玄室先生の時代だとお茶の精神なんかは他国の文化をすべて「否定しなくてはならない」一神教では理解が難しかったでしょう。
でも、玄室先生は、生涯に世界60カ国以上を訪問しました。ローマ教皇、アメリカ大統領、エリザベス女王など、多くに国の元首と面会しました。先生は、相手が誰であれ、決して格式ばった態度を取るのではなく、茶道の唯一の価値観「一期一会」を自然と魅せられました。
平成二年(1995年)のニューヨーク国連(連合軍)本部での献茶式では、紛争の絶えない世界において、静寂の中でお茶をたてられました。参加した各国の外交官たちは大きな驚きに包まれました。できることはなんでもあるのですね。書いていて涙が出ます。つづく。
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