超訳 昔、男ありけり:もろこし船(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)十月十二日 日曜日)4

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 竹取物語が、現存する日本最古(世界最古)の物語だとしたら、伊勢物語は日本最古(世界最古)の歌物語です。源氏物語をはじめその後の素晴らしい作品の多くがこの二つを参考にしています。我が国は、世界で唯一、自国語(日本語で)世界の全ての本が読めます。我が国は、世界で唯一千年前の文学に触れることができます。こんな幸せな国はありません。本を読みましょう。豊かな情緒が育まれます。

 さて、今日から伊勢物語は第二十六段「もろこし船」です。まずは原文から。


むかし、男、五条わたりなるける女を、え得ずなりにけることとわびたりける、人の返りごとに、

思ほえず 袖にみなとの さわぐかな もろこし船の よりしばかりに

(宝徳超訳)
 四、五段に出てきた藤原高子に未練たらたらの業平です。なんという粗い大袈裟な歌でしょう。唐の船が港に入ってきた時に、波がばーっとたつあんな心になっていますと詠んでいます。

 少しおんな日照りになったのでしょう。がまんせい。

(現代語訳)

昔、五条あたりにいた女を手に入れられなくなってしまったと嘆いていた男が、ある人の返事に、

思いもよらなかった。港に大波が立っているように、こんなにも私の袖が涙に濡れることになるなんて。まるで港にもろこし船が寄せて大波が立っているように、私の袖は激しく涙に濡れているのです。

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このページは、宝徳 健が2025年10月12日 01:26に書いたブログ記事です。

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