平成十七年(2005年)九月二十日に開始したブログの累計記事が現在10,675通目です
 
お天道様、今日も苦しみを楽しみに変えながら十三ヶ条を達成します
日中に精神が弛緩したらもう一度「般若心経」「教育勅語」「大祓詞」を読みます
仕事時間が少し空いた時のために10分間でできる仕事をいくつか設定しておく
108歳の誕生まであと14,933日:絶対にこの日まで健康で命を閉じない!
 
https://batonz.jp/partner_adviser/keieisenryakushitsu/
こちらもよかったらご覧ください。
ひとつ前の弊社ドメイン(事業領域)のリスクマネジメントです。
キャッシュフローマネジメントはリスクマネジメントのひとつです。
コミカルな リズムが宿る 業平の 人生そこに 女がありて
『伊勢物語』は平安時代初期に書かれた作者未詳の歌物語です。全125段からなり、各段は長さも内容もまちまちですが、必ず一段に一首以上、歌があります。全体で一人の「男」の元服から死の直前までを描く一代記となっていますが、必ずしも一本の筋があるのではなく、あちこちへ寄り道しながら、ゆったりと話が進んでいきます。この一人の男が物語を語っているので、「昔、男ありける」です。その男は在原業平です。業平の恋愛、友情、親子の情、旅情など、バラエティに富んだ人生です。青年期から壮年~老年期にかけて、それぞれの年齢での実感のこもった歌が詠まれます。絶妙な歌が。
今日は、第二十七段 「たらひの影」です。まずは原文から。
むかし、男、女のもとに一夜いきて、またもいかずなりにければ、女の、手洗ふ所に、貫簀(ぬきす)をうちやりて、たらひのかげに見えけるを、みづから、
わればかり もの思ふ人は またもあらじと 思へば水の 下にもありけり
とよむを、来ざりける男、たち聞きて、
みなくちに われや見ゆらむ かはづさへ 水の下にて もろ声に鳴く
昔、男が、女のもとに一晩だけ行って、それっきり通わなくなったので、女は手洗い所に盥(たらひ)の上に本来かぶせる貫簀(ぬきす)を取り除いていたので、自分の顔が盥の水面に見えたのを、自ら歌を詠んだ。
私ほど物思いに沈んでいる人は他にいないと思っていたら、水の下にもいた。
と詠んだのを、その来なくなった男が立ち聞きしていて、
盥の水口に私の姿が現れたのでしょう。田の蛙さえ、水の下で声をあわせて鳴くではありませんか。そんなふうに、私も貴女といっしょに泣いているのですよ。
 
 
コメントする